◆日本ハム紅白戦 紅組6―4白組(5日・名護)
日本ハムの育成ドラフト3位ルーキー・山口アタル外野手(テキサス大タイラー校中退)が、初安打をマークした。
紅組で守備から途中出場すると、6回2死一塁で迎えた自身初打席だった。1ボールからの2球目、松岡の140キロ直球を叩くと、ゴロで三遊間を破る左前安打。「ここはもうブン振りでいきたいと思って、打席に立ったら、きたーっと思ったらちょっと上たたきすぎたって感じ。はい」と笑顔で振り返った。
日本人の父と、カナダ生まれでギリシャ人の母を持つルーキー。米国の大学時代は投手で、入団テストを経て育成契約をつかんだ異例の経歴を持つ。身体能力の高さが目を引き、名前から人気漫画「キン肉マン」の「キン肉アタル」と重ね合わせSNSでも話題になっていた。
新庄監督も「やっぱり強いゴロを打てる打者は使っていきたいと思う。ショートゴロでもちょっと逸れたら抜けていく。あれ意外と詰まってないですから。しっかり球を捉えるときに肘をたたんで、芯で押してるからあの打球がいく。あれを続けていってくれたら結果が出てくる。すぐ(支配下の背番号)2桁になるんじゃない」と評価していた。