花園が開幕7連敗 静岡に前半善戦で今季最少失点も…リーグワン1部初勝利が遠い

7連敗に肩を落とす花園の選手たち
7連敗に肩を落とす花園の選手たち

◆ラグビー・リーグワン第7節 静岡34―14花園(5日・花園)

 最下位の花園(旧近鉄)はホームで、同じく下位争いをする静岡(旧ヤマハ発動機)に前半は善戦も、計6トライを奪われて突き放され、開幕7連敗となった。

 前半、先制トライを奪われた直後の11分、ロックのベン・トゥーリスが201センチの長身を生かして相手キックをチャージ。こぼれ球を拾って、そのまま同点トライ。FBセミシ・マシレワのゴールキックも決まり、7―5と逆転した。その後1トライを奪われ再逆転されたが、7―10と肉薄し、前半を終えた。

 だが、後半。WTBツイタマ、CTB小林広人ら静岡バックスに次々とディフェンス網を破られ、4トライを献上。リーグワン1部初勝利は遠かった。

 水間良武ヘッドコーチは「チャンスのところで取り切れなかった。戻されて戻されて、反撃する体力が残っていなかった」と唇をかんだ。直近5試合連続で50失点以上と崩壊していたディフェンスは、選手個々の体を張ったタックルなどで多少は改善され、失点は今季最少34。フランカーの野中翔平主将は「次の試合では、もう1段階上にいけるように」と前を向いた。1929年創部の古豪にとって苦しい戦いが続く。

 リーグワンの連敗ワースト記録は、東葛(旧NEC)が昨季の第4節から最終16節までに喫した13連敗(不戦敗1含む)。

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