日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜・後5時半)の大喜利の新メンバーとして人気落語家の春風亭一之輔(45)が加入することが5日放送の番組内で発表された。
昨年2月にレギュラーメンバーだった6代目三遊亭円楽さんが病気療養のため休演し、同9月に死去。約1年の間、空位だった円楽さんの席は代演として助っ人の落語家が代わる代わる務めていた。
当代きっての人気落語家である一之輔は、2012年に、落語界では超異例の21人抜きで真打ちに昇進。「いま最もチケットの取れない落語家」と呼ばれている実力派だ。昨年9月には助っ人として大喜利に初出演。キレのある回答が好評を博していた。
このほど、レギュラーとして初の収録に臨んだ一之輔は「くたびれました。落語を30席くらいやるくらい。心地よい疲れです」。大喜利の“初陣”での自己採点について「伸びしろがまだあるので50点!」と辛口に評価した。
新メンバーとしての意気込みを尋ねられると「自分でもちょっと驚いておりますけれども、これから、程よく、力を抜いて頑張っていきたい」とマイペースにコメント。「のんびりしたゆるーい時間を味わっていただければと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします」と語った。
司会を務める春風亭昇太は、売れっ子落語家である一之輔の加入に「よく引き受けてくれたなとびっくりしました。忙しい人なので、笑点どうですか? と言われても断るんじゃないかと思っていたくらいだったので、とにかく驚きました」と心境を明かす。初の大喜利にも手応えを感じたといい「すでに自分の立ち位置みたいなものを分かっていて、これからますますやりやすくなるなと喜んでます」と期待した。