青学大の横田俊吾が大健闘 20年ぶりのマラソン日本学生新記録へ好走

スポーツ報知
マラソン日本学生新記録をマークした青学大の横田俊吾\32A7\と祝福する原晋監督(写真提供・青学大陸上競技部)

◇別府大分毎日マラソン  (5日、大分市高崎山うみたまご前スタート~大分・別府市亀川漁港前折り返し~大分市営陸上競技場ゴール=42・195キロ)

 第99回箱根駅伝(2、3日)で3位となった青学大の3区を走り、区間8位だった横田俊吾(4年)が35キロを1時間45分46秒(記録は速報値)の好タイムで通過した。2003年3月のびわ湖毎日マラソンで中大4年の藤原正和(現中大監督)がマークした2時間8分12秒の日本学生記録の20年ぶりの更新に向けて大健闘している。2024年パリ五輪マラソン日本代表選考会(MGC、10月15日・東京)の出場権獲得も視野に入れている。

 横田は昨年の別府大分毎日マラソンに初挑戦。15キロ過ぎの給水の際に転倒するアクシデントがあったが、2時間12分41秒で16位と奮闘した。レース前「昨年より力はついています。MGC獲得を目指して、先頭集団でレースを進めていきたいと思います」と前向きに話していた。

 別府大分毎日マラソンでは日本人選手1~3位は2時間10分以内、同4~6位は2時間9分以内、順位に関係なく2時間8分以内でMGCの出場権を獲得できる。学生では東洋大の柏優吾(4年)が昨年8月の北海道マラソンで日本人トップの2位となり、MGCの出場権を獲得した。「同じ大学生の柏選手がMGC出場権を持っているので、僕も狙います」と横田は意欲を持ってレースに臨んだ。

 今春の卒業後は実業団のJR東日本に進む。3月に故郷の新潟の大会にゲストランナーとして参加予定だが、真剣勝負のレースでは最後の青学大ユニホームとなる。卓球のスマッシュのような大きな腕振りが特徴で陸上ファンの間で「よこたっきゅう」と呼ばれている横田が、別府大分で、インパクトのある走りを見せている。

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