藤井聡太五冠が史上最年少六冠目指す棋王戦第1局スタート 藤井先手で角換わり

スポーツ報知
第48期棋王戦五番勝負第1局で渡辺明棋王(右)と対戦する藤井聡太五冠(写真提供・日本将棋連盟)

 将棋の渡辺明棋王=名人=に藤井聡太五冠=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=が挑戦する第48期棋王戦五番勝負第1局が5日午前9時、長野県長野市「長野ホテル犀北館」で始まった。

 振り駒の結果、先手は藤井。お茶を飲んでから初手で飛車先の歩を突くと、渡辺も同様に△8四歩。角換わりへと進行し、序盤からハイペースで指している。

 藤井は棋王戦では過去、挑戦者決定トーナメント3回戦までが最高成績の“鬼門”だったが、ようやく初めて挑戦権を獲得。羽生善治九段の挑戦を受けている王将戦の防衛が条件となるが、羽生が24歳3か月で達成して以来史上2人目となる六冠を目指す。前日には「渡辺棋王は、この棋王戦で実績を残されているので、対抗できるよう頑張りたい」と話していた。

 一方、藤井に棋聖、王将を奪われている渡辺は11期目へ意地を見せる戦いとなる。前日は「藤井五冠はすごみを増している。ほかの棋士とは別の対策が求められる」と警戒していた。

 持ち時間は各4時間。昼食休憩を挟んで、夜には決着する見込み。

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