◆ラグビー ▽リーグワン第7節 横浜 34(17―13、17―0)13 BR東京(4日、ニッパツ)
交流戦が行われ、横浜(旧キヤノン)がBR東京(旧リコー)を34―13で下して今季4勝目を挙げた。後半は相手を無得点に抑える白星。沢木敬介監督は試合後、「先週の負けから選手の取り組みもハングリーになり、スタンダードをぶらさずにエフォートしている姿は成長していると感じた」と振り返った。
横浜は前半7分、敵陣左サイド22メートル内のラインアウトから右サイドに展開。FBエスピー・マレーのパスを受けた23歳のWTBイノケ・ブルアが先制トライを挙げた。ブルアは同38分にも相手インゴール右隅に決めるトライかと思われたが、その前の他の選手のプレーに反則があり取り消し。34―13の後半35分には、相手インゴール内でボールを置く際に手からこぼれ、ノックオン。再びトライを取り消された。沢木監督はブルアについて「ポテンシャルはある」と認めつつ、最後のプレーには「トライの練習をしてもらおうかな」と苦笑いした。
フィジー出身のブルアは、流通経大の入学を機に来日。沢木監督のスカウトを受け、「チャンスをもらった。感謝したい」と、昨季のシーズン中に横浜に入団した。今季は6試合に出場し、この日が3トライ目。試合には日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも視察に訪れ、アピールした。
自身の持ち味は「ボールキャリーと、ディフェンスを鍛えています」とブルア。将来は、日本代表入りも目標に掲げているという。「チャンスがあればやりたい。頑張ります」と意気込んだ。