順大“共同主将”藤原優希「最終的に全員が目指すべきは箱根駅伝」 三浦龍司と共にチームをけん引

「印西陸上クリニック」に講師として出席した(左から)順大の藤原優希、長門俊介監督
「印西陸上クリニック」に講師として出席した(左から)順大の藤原優希、長門俊介監督

 順大陸上競技部は4日、千葉県印西市内の中学生約120人を対象にした「印西陸上クリニック」に講師として出席した。今年の箱根駅伝で9区を走った新主将の藤原優希(3年)は、長距離の子どもたちに積極的に指導し、「普段の練習だと大変さがメインになってくるんですけど、今回改めて陸上の楽しさを感じることができた。すごく良い刺激になった」とさわやかに笑った。

 1月の箱根駅伝終了後、三浦龍司(3年)と“共同主将”に就任した。「トラックを頑張る人とロードを頑張る人って分かれていますが、最終的に全員が目指すべきは箱根駅伝。そこに向かってチームとして、どうまとまっていけるか」と三浦と話し合いながら、全体の方向性を定めているという。

 主将としての自覚は着実に芽生えつつあり、「チームに勢いをつけたいという思いで臨んだ」と1月29日の大阪ハーフマラソンに出走。1時間3分22秒で自己ベスト(1時間3分20秒)に迫るタイムでフィニッシュし、「(勢いをつけられたかというと)そうでもないかもしれないですが、自分の最低限はこなした走りでした」と振り返った。

 春からは5000メートルで高校日本記録(13分22秒99)を持つ佐久長聖高の吉岡大翔(3年)ら期待のルーキーたちも入部する。100回大会でのさらなる飛躍へ藤原は「チーム全員が盛り上がって、目標に向かっていけるようにしたい」と意欲。個人としても「1年間を通して5000、1万、ハーフで自己ベストを更新していって、最終的には箱根で良い結果を出せるようにしたいです」と力強く語った。

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