J1札幌 DF田中駿汰は今季も鉄人ぶり見せる、チームは沖縄キャンプ打ち上げ

右足でパスを出す札幌・田中駿
右足でパスを出す札幌・田中駿

 J1北海道コンサドーレ札幌は3日、1月10日のキャンプインから続いた沖縄・金武町での練習を打ち上げた。沖縄の総決算として4日は県内で名古屋と練習試合を行う。昨季も全て先発でチームトップのリーグ32戦に出場したDF田中駿汰(25)は沖縄でも練習試合全4戦に出場。「タフさは自信があるので」と頼もしい男が、2週後に迫った開幕(18日、対広島)から今季も鉄人ぶりを見せつける。

 柔和な笑顔の奥に、自覚と力強さがにじみ出た。田中駿は沖縄キャンプ中、体調不良は1日あったが、2部練習も繰り返した約3週間を“完走”した。「例年より走って、なかなかきついキャンプ。でも、おかげで土台もつくれた。名古屋戦もしっかり出て、個人、チームとしても完成度を上げていきたい」とうなずいた。

 昨季と同じ右ストッパー起用が多いここまでの練習試合でも、攻守両面で存在感は絶大だ。昨季10位の悔しさを晴らす“上位争い”と、ピンポイントの負傷で東京五輪出場を逃してから遠ざかる“日本代表復帰”へ思いは強い。「リベロ、ボランチ、どこのポジションでも。リーグ全戦出場から自分をしっかり出して。『駿汰がいるから負けない、勝てた』と言われる試合を増やしたい」。背番号2が、高い意識で今季も札幌を支えにいく。(川上 大志)

 〇…2014年から始まった沖縄・金武町のキャンプは今年が10年目。就任6季目、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)のもと「Laufen」(ドイツ語で走る)を目標に掲げた約3週間の練習はこの日終わった。午前練習では“鬼”の走力メニューも繰り返されたが、今年も受け入れてくれた町、グラウンドへの感謝を胸に、選手、スタッフらは最後は笑顔で記念写真に納まった。4日の練習試合を経て、次は熊本キャンプへ向かう。

金武町でのキャンプ練習を終えて記念撮影をする札幌の選手、スタッフら
金武町でのキャンプ練習を終えて記念撮影をする札幌の選手、スタッフら

右足でパスを出す札幌・田中駿
金武町でのキャンプ練習を終えて記念撮影をする札幌の選手、スタッフら
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