ラグビー・リーグワン2部の日野が3日、「週刊文春」が一部選手による飲食店での酒席トラブルを報じていたことを受け、無期限での活動停止を発表した。4日に予定されていた江東との試合(東京・AGFフィールド)は辞退する。日野は同日に急きょ不祥事に関する会見を開き、田中勝利GMと志賀得一部長が冒頭で「ご迷惑をおかけしました皆様に深くお詫(わ)びを申し上げます」と謝罪し、深々と頭を下げた。
志賀部長は報道の一部を認めた上で経緯を説明。大分・別府合宿中の昨年10月31日深夜に23選手、通訳を務めたスタッフ1人が同県内の飲食店を訪れた。そのうち7選手が酒に酔いセクハラ、店の物品を破壊するなどの悪質な行為があったという。店側とは示談し、業者の見積もりに基づいて弁償。7選手は大分から帰京後、練習を中心に活動停止処分を受けたが、既に半数は試合に出場していた。
2日に江東戦の登録メンバーを発表。同日中にチームと本社間で議論はなく、3日になり本社に届いた声、SNSの反応も考慮し、今回の決定に至った。今後の活動再開は「我々が決めることではない」と真摯(しんし)に事態を受け止める。今季1勝3敗で6チーム中4位だが、3部降格の危機に直面することとなった。