巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商=が3日、木の花ドームのブルペンで、初めてプロの投手の球を体感した。
投手陣がブルペンで投球練習をする中、浅野が打席に立った。現役投手の球を打席で見るのは初。鍬原、大江、横川の3投手の計27球をじっくりと見送り、「全然違いました。一番に感じたことは直球の質の違いでした」と目を丸くした。
実戦に向けて大きな収穫になった。黄金ルーキーの出場は未定だが、12日には今季チーム初の実戦となる紅白戦が予定されている。「実戦が始まる前に投手の球を見れたことは良かったです」。1軍経験のある、タイプの違う3投手の直球と変化球を見ることができたことは、プラスに働くに違いない。
この日は、ブルペンで打席に入った後に、屋内でフリー打撃を実施。連日の振り込みで両手に4つのマメがあり、痛みが残る中でフォームを確かめるようにバットを振った。「プロの球への対応はこれから考えていきたい」。期待のドラ1はすべてを糧にする。(宮内 孝太)