リーグワン日野が無期限活動停止 リーグ側が対応検討 文春の酒乱騒動報道受け

ラグビー・ リーグワンのフラッグ
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 リーグワン2部の日野は3日、「週刊文春」で一部選手が飲食店でトラブルを起こしたとの報道を受け、無期限で活動停止すると発表した。4日に予定されていた江東との試合(東京・AGFフィールド)は辞退し、チケットは払い戻す。「清水建設江東ブルーシャークス様ならびにファンの皆様、ジャパンラグビーリーグワンに関わる皆様、日野RDのファンの皆様および関係者の皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」としている。

 母体の日野自動車もホームページで活動停止処分を報告。「コンプライアンス・ハラスメント防止の徹底を最優先としている中での問題発生を大変重く受け止めております。日野は3つの改革を策定し、進めてまいりましたが、まだまだ取り組みが不十分であることを認識し、全社にコンプライアンスファーストの意識を徹底して参ります」としている。

 チームから報告を受けたリーグも東海林一 専務理事がコメントを発表。「この度の事案は、大変遺憾であり、事態を重く受け止めております。リーグは今回の事案の報告を受けて以降、事実確認を進めており、日本ラグビーフットボール協会とも連携し、今後、ジャパンラグビーリーグワンのインテグリティ委員会にて対応を検討しております」とし、処分を科す可能性を示唆している。

 日野は2日に「解決済みであり、守秘の関係もございますため、積極的な公表を差し控えておりました」と説明し、4日の試合登録メンバーを発表。リーグ側も「解決済みと聞いており、現状では試合は実行する」との方針を示していた。

 2日発売の「週刊文春」によると、日野の選手らは昨年11月3日夜に大分・別府市内での合宿の打ち上げに選手ら30人で訪れた飲食店で、飲酒後にグラスや備品を壊すなどの騒ぎを起こした。この際、選手が店員に対し所属チームを「相模原(旧三菱重工相模原)」と偽ったとしている。

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