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プレミアリーグは欧州リーグの養分? 5大リーグ補強費79%を独占 圧倒的な資金力

スポーツ報知

 「ヨーロッパのリーグはプレミアリーグに養われている」-。ロンドン在住のフランス人スポーツジャーナリストのジュリアン・ローレンス氏(42)がBBCラジオ5でこう発言して話題になっている。

 「フットボール・マネーリーグ」で知られる大手会計会社デロイトによると、プレミアリーグの今季の補強費はスペインのラ・リーガ、ドイツ・ブンデスリーグ、イタリア・セリエA、フランス・リーグ・アンを合わせた欧州5大リーグ合計の79%を占めるという。

 ベルギー人ジャーナリストのクリストフ・テルール氏もこの圧倒的な資金力に対し、「過去5年でプレミアはフランスとドイツ双方のクラブに10億ポンド(約1610億円)ずつ支払い、選手を補強している。当然ながらベルギーのクラブも(高額の移籍金を支払う)イングランドに選手を売却するのを好んでいる」と語り、買い手としてのプレミアのパワーにただ脱帽した。

 ただし、ローレンス氏は「(今季プレミアに再昇格した)ボーンマスでさえ、今冬の移籍期間に6000万ポンド(96億6000万円)から7000万ポンド(約112億7000万円)という金額を使える資金力がある。実際、フランスのクラブはイングランドのクラブから2000万ポンド(約32億2000万円)、3000万ポンド(約48億3000万円)という移籍金オファーが来るのを当てにしている状態。もしも4000万ポンド(約64億4000万円)という金額となれば、大喜びだ」と語ると、「この現状はイングランドが他の欧州リーグを養っていると言って過言ではない」と話し、プレミアに才能が一極集中する状況に警鐘を鳴らしている。

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