U18男子60メートル障害出場の東海大静岡翔洋高・浅井惺流、目標は7秒台での優勝・・・陸上日本室内大阪大会4日開幕

「人生で初めて」トゥーイングチューブトレを行う浅井
「人生で初めて」トゥーイングチューブトレを行う浅井

 陸上の日本室内大阪大会が4、5日に大阪城ホールで行われる。昨秋の栃木国体少年男子B110メートル障害を大会新で制した浅井惺流(せいら、東海大静岡翔洋高1年)が、U18男子60メートル障害に出場。「優勝」を目標に、今季初戦を迎える。

 県内屈指のハードラーに笑顔はなかった。室内大会のエントリーは初。「結構、短い。スタートが苦手なので不安です」。通常よりも50メートル短い距離での挑戦に、声をこわばらせながらも、「優勝はもちろんしたい。そして7秒台を出せればいい」。前回大会で優勝者(7秒90)がただ一人出した7秒台での優勝を狙う。

 「後半の加速」が持ち味。課題はスタートだった。だが、冬季練習で取り組んだランニングなどにより、蹴り出しに変化を感じ始めている。また高校から本格的に始めたウェートで鍛えたお尻の筋肉、入浴後のストレッチなどで磨かれた柔軟性で「(スタート時の)体が起き上がる時間が短縮された」と声に力がみなぎる。

 今季の最大の目標は「インターハイで優勝、メダルを取ること」。昨年の全国総体では唯一、1年生で決勝進出。7位と健闘するも、本人は納得していない。高校日本一へ、ナニワの地から23年の第一歩を踏み出す。(伊藤 明日香)

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