右足のコンディション不良により2軍キャンプで別メニュー調整中のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が2日、豪快デビューを飾った。プロ初の屋外フリー打撃となるランチ特打に初めてスパイクを履いて臨み、38スイング中4本のサク越えを披露。「8割ぐらい」ながら左中間へ推定飛距離135メートルの特大弾も放り込んだ。
大学時代からトラウト(エンゼルス)のフォームを参考にしている。右肘を上げ、脇を空けた構えからの大きなフォロースルーに、テレビ中継のゲストを務めた福留孝介氏(45)は「スイングスピードが速いし、構えが外国人選手っぽい」と目を丸くした。
和田2軍監督も「打席の立ち姿が雰囲気ある」と称賛。森下は「ライナー性を狙っていた。角度がつけばホームランが行くというのは分かった。長所は変えずに」と納得の表情を浮かべた。(玉寄 穂波)