広島の新外国人、マット・デビッドソン内野手=前アスレチックス傘下3A=が1日、宮崎・日南キャンプ初日からメジャー通算54本塁打のパワーを発揮した。
ランチ特打で6スイング目で左翼席に放り込むと、16スイング目で左翼ポール際に推定飛距離130メートルの特大サク越え。逆方向のバックスクリーン右に放り込む一発も放つなど、計61スイングで5本のサク越え。左足を大きく上げる独特の打撃フォームから次々と鋭い打球を連発した。
「0から100で言うと、まだ5ほどだけど、初日としては非常にいいスイング、いい感じで振れているかなと。あとは徐々に感覚、バランスをブラッシュアップして、いい形にしていければ」
ランチ特打の前には、マクブルームとともにハードなランニングメニューに参加した。「疲れましたね」と苦笑いを浮かべたものの、打撃練習中には走塁練習も行うなど、初日から全体練習のほぼすべてのメニューをこなした。
「慣れるまで時間はかかりそうだけど、とにかく与えられたことはやってみて、やれば慣れてくると思う。チームと一緒に動けて楽しかった。これからも楽しくやっていきたい」
一日でも早く日本式に順応しようという姿勢をのぞかせ、シーズンでの活躍を期待させた。