【巨人】ドラ1浅野翔吾の父・幹司さん「人の気持ちが分かる人間に。これからも忘れないで」息子へエール

スポーツ報知
宮崎の海をバックにバットを構える浅野(カメラ・小林 泰斗)

 巨人の支配下&育成新人14選手を紹介する連載「はGめまして」。最終回はドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商=だ。幼少期から、父・幹司さん(53)と続けた練習で打撃の基礎を固め、甲子園のスターへと駆け上がった。2軍スタートの浅野も31日、宮崎入り。新たな伝説を作るべく、プロとしての土台づくりに励む。新たな一歩を記す息子に、父から応援のメッセージが寄せられた。

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 【父・幹司さんメッセージ】

 小さい頃からの夢だったプロ野球選手になって、翔吾は希望や楽しみでいっぱいだと思います。何年か前に仕事の関係で、私はサンマリンスタジアム(宮崎)の横を車で通りました。まさか、翔吾が巨人に入団して宮崎県でキャンプをするとは思わなかったからびっくりしてるし、不思議な縁を感じています。

 連絡を頻繁にするわけではないけど、毎日、新聞やテレビで翔吾のことは見ています。親元を離れて生活するのは初めて。入寮する時は心配もあって、私も少し涙を流してしまったけど、先輩にかわいがってもらえているみたいでなによりです。昔からそういう気質があるのかな。

 翔吾は小さい時から活発で野球が大好きでした。小学1年ぐらいからは一緒に公園に行って、投げたり打ったり。バッティングセンターにも通いました。小学6年の時は私が翔吾の少年野球チームの監督もして。車の中で、その日の試合や練習について話したことが昨日のことのように思い返されます。

 野球の技術面以上に礼儀や態度は厳しくしてきました。他の人より声を出す、打てなくても態度に出さないといったことです。どんなにいい結果が出ても「偉そうにするな」「天狗になるな」って言ってきました。人は一人では生きていけないから、人の気持ちが分かる人間になってほしかったんです。これからも、忘れないでほしいです。

 今日からキャンプが始まるけど、ドラフトの順位は関係ありません。たくさん見本の先輩がいるから、盗んで成長してほしいです。腐ることなく、上を向いてとにかく野球に没頭してください。一番の味方として応援しています。

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