花總まりがミュージカル「エリザベート」から卒業、博多座・大千秋楽のカーテンコールで「旅を終えた」

花總まり
花總まり

 ミュージカル「エリザベート」が31日、福岡・博多座で大千秋楽を迎えた。ヒロインのエリザベートを女優・愛希れいか(31)とダブルキャストで演じた女優・花總まり(49)が、同作品からの卒業を明かした。

 幕が下りた瞬間に総立ちとなった観客の拍手に迎えられてカーテンコールで舞台の中央に立った花總が、エリザベートとの”別れ”を発表した。東京・帝国劇場から始まった公演は途中、新型コロナのために何度も中断。「なかなか厳しいものがありましたが、全員そろって、笑顔でこの日を迎えることができたのをうれしく思います」と座長として喜びを口にした。

 続けて「私から一言ございます」と話した花總は「皆様に支えられて、エリザベートの旅を終えることができました。感謝の言葉しかございません。本当に長い間、ありがとうございました。私のエリザベート、さよなら、ありがとう」とあいさつ。今回の公演は「集大成」と位置づけられ、エリザベートを演じるのは最後になるとの見方は強かったが、改めて花總自身が口にしたことで、客席には目元をぬぐうファンの姿もあった。

 同作は、1996年に宝塚歌劇・雪組が日本で初演。その時に世界最年少でエリザベートを演じたのが花總だった。その後、2015年に東宝ミュージカル版に初出演し、読売演劇大賞や菊田一夫演劇賞を受賞。16、19年にも再演されており、花總の代表作となっている。

 カーテンコールでマイクを握った演出の小池修一郎氏(67)は、初演当時の花總との思い出を回顧。「忘れないのは、衣装合わせの時に彼女を見て、鳥肌が立ったこと。当時22歳で、後半(の年齢を重ねたエリザベートを演じるのが)大丈夫かな?と思っていたのですが、その瞬間にエリザベートが彼女に舞い降りた感じでした」と適役だったことを確信したそうで、花總を「レジェンド」と絶賛した。

 昨年のスポーツ報知のインタビューでは、「一回ずつ悔いのないよう、大千秋楽まで納得いくまで突き詰めて、お客さまの心に残るエリザベートをお届けしたいです」と話していた花總。小池氏も「彼女のエリザベートを目に、耳に、脳に焼き付けてください」と客席に向けて呼び掛けた。

 この日の公演は生配信されたが、2月7日までアーカイブ視聴が可能となっている。

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