柔道女子57キロ級で5月の世界選手権(ドーハ)代表の舟久保遥香(24)=三井住友海上=が30日、グランドスラム(GS)パリ大会(2月4、5日)に向けてオンライン取材に応じた。同大会はライバルのフランス勢を中心に例年レベルが高い。世界選手権前の最後の実戦となる見通しで「強い選手たちが出てくると思ったので、GSパリを選んだ。現時点の力を出し切って、見つかった課題を世界選手権に生かしていきたい」と意気込んだ。
大会後には現地に残り、国際合宿にも参加する。志願したことを明かし「海外の選手とたくさん組み合って、経験を積みたいなと思った。こういうチャンスを与えてもらえることはそんなにないので、いい経験にしたい」と意欲的だ。寝技を武器に初出場した昨年の世界選手権で銀メダルを獲得。課題の投げ技の強化と入念な海外勢対策で、24年パリ五輪の代表争いをリードする。(林 直史)