大仁田厚、2・4全日本プロレス初の電流爆破に向けてゲキ「客観的に見て全日本はピンチ。危機感を持って欲しい」

スポーツ報知
大仁田厚

 「邪道」大仁田厚が30日、2月4日の全日本プロレス・エスフォルタアリーナ八王子大会で敢行する電流爆破マッチに向け、古巣にゲキを飛ばした。

 大仁田は同大会に全日初の電流爆破形式の試合を持ち込んでのアジアタッグ選手権試合に参戦。NOSAWA論外、ケンドー・カシンの第118代アジアタッグ王者組にヨシタツと組んで臨む。

 この日、「ラダー(脚立)だろ、ドラム缶、ギター、それにテーブル。FMW―Eで使っている有刺鉄線電流爆破バットも3本持参するぜ。全日本のファンの中にはこういう試合を毛嫌いする人も多いだろうな。だけど、たまにはプロレスの幅を感じてみて欲しいよ」と不敵な笑みを浮かべた大仁田。

 FMW時代に生み出した電流爆破は1990年8月のレールシティ汐留で初めて試合で用いられて以来、「大仁田厚の代名詞」として国内外に知られている。1999年には単身で新日本プロレスに乗り込み、電流爆破をそのマットに上げた大仁田。しかし、自身の古巣・全日では実現していなかった。

 「昔、(ジャイアント)馬場さんとお茶してる時に『馬場さんと電流爆破やらせてください!』と直訴したらさ。『おーい、それ、痛いのか?』と言われて実現しなかった。懐かしいよね」と付き人を務めた馬場さんとの会話を振り返った大仁田。

 「全日本プロレスは俺の古巣。馬場さんのいない全日本は俺の知ってるそれとは違うけど、いつまでも全日本の名を残して盛り上がっていて欲しいじゃない? 今、客観的に見て全日本はピンチだと思う。危機感を持って欲しいし、こういう時は清濁併せ飲んででも、注目を集めて這い上がるべきだよ」と“生まれ故郷”の老舗団体を思いやっていた。

 大仁田は1月3日の全日・後楽園ホールに乱入。「全日本プロレスさんよ。俺の電流爆破を受ける勇気があるか? 誰か出てこい!」とアピール。これに呼応してリングに上がったヨシタツは「全日本のリングに土足で上がってきて、ふざけたこと言ってんじゃねえ。全日本のリングに電流爆破なんかいらねぇんだよ」と拒絶したが、大仁田はヨシタツに毒霧を噴射した上でDDOでKO。

 「ヨシタツ、不易流行という言葉を知ってるか? 古き伝統を守り、新しいことをやらなきゃ。全日本は俺たちの誇りじゃ!」と投げ掛け、松尾芭蕉が説いた言葉を引用した書面を木原文人リングアナに手渡した。

 この大暴れを受け、試合後、全日は八王子大会で大仁田が出場する電流爆破デスマッチを実施することを発表。1・3後楽園大会では、ケンドー・カシン、NOSAWA論外組が大森隆男、井上正央組を破り、アジアタッグ王座を奪取。論外が「防衛戦は電流爆破で。大仁田厚としかやらない。その要求が通らないなら、俺は防衛戦しないまま引退する」と発言していた。

 1955年11月創設と日本最古のベルトであるアジアタッグの62年以上の歴史の中で電流爆破によるタイトルマッチが行われるのは史上初。論外、カシン組は初防衛戦で挑戦者組が勝利すれば、渕正信とのタッグで第100代王者となっている大仁田は17年6月の陥落以来、5年8か月ぶりの王座返り咲き。昨年10月にTAJIRIと組んで第115代王者となっているヨシタツは約2か月ぶり2度目の戴冠となる。

 ◆2・4八王子大会の全対戦カード

 ▽タッグマッチ

 佐藤光留、田村男児―本田竜輝、芦野祥太郎

 ▽8人タッグマッチ

 SUSHI、雷神矢口、リッキー・フジ、ブラックめんそーれ―椎葉おうじ、ライジングHAYATO、井上雅央、大森隆男

 ▽タッグマッチ

 野村直矢、井上凌―土井成樹、大森北斗

 ▽6人タッグマッチ

 諏訪魔、斉藤ジュン、斉藤レイ―永田裕志、石川修司、安齋勇馬

 ▽アジアタッグ選手権試合・トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ

 ケンドー・カシン、NOSAWA論外―大仁田厚、ヨシタツ

 ※カシン組は初防衛戦

 ▽世界ジュニアヘビー級選手権試合60分1本勝負

 青柳亮生―鈴木鼓太郎

 ▽三冠ヘビー級選手権試合60分1本勝負

 宮原健斗―青柳優馬

 ※宮原は4度目の防衛戦

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