ラグビー 静岡ブルーレヴズが「スタイル」貫き今季初勝利!

前半9分、レヴズNO8スミスが先制トライを決めた
前半9分、レヴズNO8スミスが先制トライを決めた

◆ラグビー リーグワン 第6節 静岡BR21-0GR東葛(29日、ヤマハスタジアム)

 静岡ブルーレヴズはGR東葛を21―0で下し、今季初勝利を飾った。前半9分、NO8クワッガ・スミス(29)が先制トライを決めた。後半にはFLジョーンズ・リチャード剛(23)が加入2季目で初トライ、WTBマロ・ツイタマ(26)が3戦連続となるトライを奪った。粘りの守備で完封勝ち。勝ち点は、3トライ差以上の勝利に与えられる「1」を含めた「5」を獲得した。次節は来月5日に敵地で花園近鉄と対戦する。

 「レヴズスタイル」で今季1勝だ。ノーサイドのホイッスルがヤマハスタジアムに響くと、フィフティーンの歓喜の輪ができあがった。開幕6戦目でつかんだ白星に、堀川隆延ヘッドコーチ(49)は「今日の勝利をみんなで喜びたい。チームがもがいた分だけ強くなった」と選手をたたえた。

 初勝利へ主将が口火を切った。前半9分、NO8スミスが先制トライ。雪の中で行われた決戦2日前(27日)の公開練習で「たくさんの方が駆け付けて応援してくれた」。ファンの気持ちに応えようと、80分間ハードワークで力を出し切った。

 後半16分、WTBツイタマが70メートルの独走トライでゴールも成功し21―0。「チーム全員でアタックを続けていくと決めていた」。守っても公式戦出場2試合目のFB山口楓斗(23)が「完封のタックルができた」とニヤリ。自身初のMIPにも選出された。ルーキーを先頭に一丸で守り抜きレヴズのリーグワン参入後、初の完封勝ちとなった。

 開幕から貫いてきたセットプレーやスクラムの「スタイル」が実を結んだ白星。さらにアタックを最後まで続け、3トライ差以上の勝利で“ボーナスポイント”「1」も付いた勝ち点「5」をゲット。4試合ぶり出場のWTB奥村翔主将(24)は「レヴズスタイルが体現できた」。苦しみ抜いた1勝を逆襲のゴングとする。(森 智宏)

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