巨人の新外国人5選手の入団会見が29日、都内のホテルで原辰徳監督(64)同席で行われた。
新助っ人5人と並んで会見に出席した原監督は日本一奪回のキーマンに大きな期待を寄せた。「5人の新メンバーは非常に若い。高い理想を持って日本に、ジャイアンツに来てくれた。輪の一員に入ってくれたのは大きい」と全員30歳以下というフレッシュな新戦力を大歓迎した。その上で、「一人一人言わせてもらえるなら」と各選手に求める役割を細かく説明した。
ブリンソン「守備力も走力も打力も優れた選手。センターをしっかり守り抜いて、早い打順、1、2、3番を打ってくれたら」
今季は不動の中堅手だった丸を右翼で起用し、中堅手をドラフト2位ルーキーの萩尾ら若手とブリンソンで競争させる構想を描く。その筆頭候補とし上位打線での躍動をイメージした。
ビーディ「経験も含めて素晴らしい実績がある。先発ローテーションの柱として150イニング以上、投げてもらいたい」
グリフィン「非常にビデオで見ても日本人的な体の使い方をしていて、変化球も速球も必ず日本で成功を収められる投手だと。左の先発の柱として150イニング以上投げてほしい」
年間150イニング以上投げた助っ人は、過去10年では17年のマイコラスだけ。2人への期待の高さがうかがえる。
メンデス「スカウトの報告が掘り出し物だと。まだまだステージを与えれば大暴れできる。リリーフでも先発でも一角に入る力は十分にある」
ロペス「気の強い、自分の投球スタイルを持っているなと。戦う姿に好感を持ちました。大勢とともにクローザー候補である、それだけの力は持っている」
過去2年はコロナ禍で外国人の来日が遅れ、2月のキャンプに参加できなかったが、今年は支配下の助っ人全員が初日から参加できる。「キャンプは仕込みの大事な時期。どういう野球をするのか、伝えられるのは大きな時間になる。日本の環境にも慣れ、野球にも慣れてくれたら。デイバイデイですね」。記念撮影では一人一人と笑顔でグータッチした。(片岡 優帆)