【広島】九里亜蓮「考え方から全部変わった」1か月間の米国武者修行から帰国

スポーツ報知
マツダで自主トレに励んだ広島・九里亜蓮

 広島の九里亜蓮投手が29日、約1か月間の“米国武者修行”を終えてマツダスタジアムで自主トレを行った。「言語化するのは難しいけど、いろいろ学んだことのないことだったり、新しい発見もあった」と充実の米国生活を振り返った。

 昨年12月28日に3年ぶりに渡米し、多くのメジャーリーガーも利用する米アリゾナ州の施設「ドライブライン・ベースボール」でトレーニングに励んだ。フォーム解析によって、主に体を捻転させる力など、数値によって欠点が明確に見つかったという。「意識する場所が変わったとかいう問題じゃなく、考え方から全部変わった。本当に行って良かった」と想像以上の収穫があったようだ。

 一昨年の春季キャンプではブルペンで1日347球、昨年も投手陣で最多218球の投げ込みを行うこともあった。そのキャンプでの調整法も「変わると思う。ブルペンで球数は多くなくても、すべてのボールを全力で投げるみたいな感じになると思います」と一変させる考えだ。

 21年に最多勝に輝きながら、昨季は中継ぎ配置転換も経験し、6勝9敗で防御率3・33と不本意なシーズンを送った。今季は節目の10年目。「このままでは勝てない」と強い危機感で臨んだ米国自主トレだった。まだ現状で理想の形まで50~60%という。「変化球の部分では(数値面で)合格点をもらった。結局は真っすぐの強さ、速さ。体の使い方をしっかり覚えて筋力も上げてやっていけば、普通に考えて、球速も上がる。自分でも、すごく楽しみ」と100%に達した姿を想像しながら、自分自身に期待した。

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