広島の床田寛樹投手が29日、マツダスタジムでの合同自主トレに参加した。約80メートルの遠投を行い、その後は室内ブルペンで捕手を立たせたまま、18球を投じた。昨季は8月3日のDeNA戦(横浜)で右足関節骨折し、そのままシーズンを終えた。「まだ多少(患部に)不安はありますけど、投げることに関しては全く不安はない」と笑みを浮かべた。
昨季はチームがポストシーズンに進出した場合に備えて復帰を目指していたものの、骨折は5か所に及ぶ重傷だったために完治が長引いていた。現在は長い距離のランニング以外のメニューは問題なくこなせる状態だという。
3日後に始まる日南キャンプは1軍に帯同する。新井監督は再発の懸念もあって焦らせない考えながら、左腕の照準はあくまで開幕ローテーション入り。「キャンプでケガが再発しないように。投げる方はいけると思う。投げれるというところをしっかり見せたいと思います」。昨年は骨折前までの前半戦だけでキャリアハイ8勝を挙げた。今季は自身初の2ケタ勝利をノルマに、1年間フル回転を目指す。