忍者走り”安藤友香が日本人トップの3位 2時間22分58秒…大阪国際女子マラソン

スポーツ報知
3位に入った安藤友香(カメラ・岩田 大補)

◆大阪国際女子マラソン(29日、ヤンマースタジアム長居発着=42・195キロ)

 東京五輪1万メートル代表の安藤友香(ワコール)が、2時間22分58秒をマークし日本人トップの3位でフィニッシュした。優勝候補だった佐藤早也伽(積水化学)は7キロ過ぎで転倒して右足を負傷し、18キロで途中棄権した。

 安藤は腕を大きく振らない“忍者走り”で着実に距離を踏み、H・デッセ、M・シセイ(ともにエチオピア)と共に、中間点を1時間9分45秒の好ペースでで通過。しかし30キロ過ぎで徐々に出遅れ。32キロまでは日本人国内最高記録(2時間20分29秒)を狙えるペースで走っていたが最後は上がりきらず、届かなかった。

 安藤は27日の記者会見で「日本人トップはありましたが、ここで優勝を経験したい。周りの強い選手の胸を借りる中で苦しい場面あると思いますが、ひとつずつクリアしたい」とただ一人、“優勝”を口にしていた。有言実行し、10月15日に行われる2024年パリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)へ、弾みをつけた。

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