◆大阪国際女子マラソン(29日、ヤンマースタジアム長居発着=42・195キロ)
昨年のベルリン・マラソンで2時間22分台を記録した優勝候補の佐藤早也伽(積水化学)が、18キロ過ぎで棄権した。
7キロ過ぎで岩出玲亜(デンソー)と接触し、転倒。先頭集団から90メートルほど遅れた。右足をかばいながらも懸命に前を追い、12キロ過ぎには60メートル差まで縮めたが、一気にペースを上げたダメージで15キロでの差は160メートルに。涙を浮かべながら、18キロ過ぎでの棄権となった。
佐藤は2024年パリ五輪選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を既に獲得している。