阪神の新外国人、ジェレミー・ビーズリー投手(前パイレーツ3A)が28日、西宮市内で入団会見を行った。米ジョージア州生まれの27歳は「すごく美しい国と知っているし、ロサンゼルスのようないい街だと聞いているので、興奮しています」と目を輝かせた。
セットアッパー候補の191センチ右腕は昨季、ブルージェイズで9試合に登板して0勝0敗1ホールド、防御率4・80の成績を残し、後半はパイレーツ3Aでプレーした。メジャー通算では18試合で0勝1敗、防御率5・84ながら、奪三振率は12・04(通算24回2/3で33奪三振)。最速156キロの直球は平均球速も152キロ超で、落差の大きなスプリットと変化の大きなスライダーを駆使して三振を量産するタイプ。岡田監督は「ええボール投げてたからな」と好評価していた。
日本の野球をユーチューブ動画などで勉強してきたと明かし、「コンタクトとか、スモールベースボールというバッターが多かった。そういう面で打者がどういう対応してくるのか、どういう反応してくるのかというのは、対戦しながら経験していきたいなと思います」と勤勉家ぶりをアピール。セールスポイントには「どんな場面でも自分の仕事をできる、という強い心を持っている選手だとは思っています。闘志を前面に出していく投球スタイル」とストロングスタイルで攻め抜く姿勢を強調した。
好きな日本食はラーメンで、「いろんな種類のラーメンを食べることが好きなので、それが楽しみ」とスマイル。ファンに向けて、「皆、ビーズと呼んでくれるので、そう呼んで下さい。会えるのを楽しみにしているし、一緒に楽しみましょう」と呼びかけた。