第95回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に出場する36校が27日、決まった。若林弘泰元監督(56)の体罰問題による不祥事が明らかになった東海大菅生(東京)も2年ぶり5度目の出場が決まった。
昨秋の東京大会を制し、センバツ出場を確実にした東海大菅生。だが、若林元監督の選手への体罰と東京都高野連への報告義務違反が明らかになると、同監督が昨年12月5日から4か月の謹慎処分を受け、21日には高校側が解任を決定。OBで2016年よりコーチを務めている上田崇氏(29)の新監督就任も発表され、部長も解任されて交代するなど異例の状況の中で吉報を受けた。
出場決定直後もナインに笑顔はなし。発表後マイクを握った峰岸校長は「本当におめでとうございます。東京の代表で選出されたことは、光栄で栄誉なことだと思います。今回あってはならないことがありましたが、東京代表として選出していただいたことに校長として深く深く感謝しています。これは部員の皆さんが評価された、皆さんに対する高い期待の表れだと受け取っています。新体制の下、しっかり準備をして、甲子園ではさわやかなプレーを見せてもらいたいと思っています。甲子園で活躍することを大いに期待しています」とナインに話をしていた。