第95回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場36校が27日、発表された。記念大会のため、例年から4校増での開催となる。
関東からは西武、巨人などで活躍した清原和博氏の次男・勝児内野手(1年)を擁する慶応(神奈川)が順当に選出された。父はPL学園時代、甲子園に春夏5度の出場を果たし最多13本塁打を放った高校野球史に名を刻むスラッガー。昨秋の関東大会4強入りに貢献した勝児は「お父さんはどんな試合よりも一番覚えているのが甲子園と言っていた。一番楽しくプレーできる場所だと思う」と偉大な父が伝説を残した甲子園に初めて乗り込む。
また昨夏優勝の仙台育英、今秋ドラフト候補の最速148キロ左腕・前田悠伍主将(2年)を擁する神宮大会覇者の大阪桐蔭も順当に選出。部員への体罰で若林前監督が解任された東海大菅生(東京)も選ばれた。
3月18日の開会式は4年ぶりに全出場校の選手らが参加。コロナ禍の過去2年は初日登場の6校だけだった。同10日の組み合わせ抽選会も、主将が参加して対面で行われる。
出場校一覧
▽北海道
・クラーク=2年連続2度目
▽東北
・仙台育英(宮城)=2年ぶり15度目
・東北(宮城)=12年ぶり20度目
・能代松陽(秋田)=初出場
▽関東、東京
・山梨学院=2年連続6度目
・専大松戸(千葉)=2年ぶり2度目
・高崎健康福祉大高崎(群馬)=2年ぶり6度目
・慶応(神奈川)=5年ぶり10度目
・作新学院(栃木)=6年ぶり11度目
・東海大菅生(東京)=2年ぶり5度目
・二松学舎大付(東京)=2年連続7度目
▽東海
・東邦(愛知)=4年ぶり31度目
・常葉大菊川(静岡)=10年ぶり5度目
・大垣日大(岐阜)=2年連続5度目
▽北信越
・北陸(福井)=34年ぶり2度目
・敦賀気比(福井)=3年連続10度目
▽近畿
・大阪桐蔭=3年連続14度目
・報徳学園(兵庫)=6年ぶり22度目
・龍谷大平安(京都)=4年ぶり42度目
・智弁和歌山=4年ぶり15度目
・彦根総合(滋賀)=初出場
・履正社(大阪)=4年ぶり10度目
・社(兵庫)=19年ぶり2度目
▽中国
・広陵(広島)=2年連続26度目
・光(山口)=初出場
・鳥取城北=2年ぶり4度目
▽四国
・英明(香川)=5年ぶり3度目
・高松商(香川)=4年ぶり28度目
・高知=2年連続20度目
▽九州
・沖縄尚学=9年ぶり7度目
・長崎日大=2年連続4度目
・海星(長崎)=7年ぶり6度目
・大分商=26年ぶり7度目
▽21世紀枠
・石橋(栃木)=初出場
・氷見(富山)=30年ぶり2度目
・城東(徳島)=初出場