第99回箱根駅伝で5位だった順大は、東京五輪3000メートル障害7位入賞で今回2区12位の三浦龍司(3年)と、同9区16位の藤原優希(3年)が「共同主将」という新しい試みで23年度に臨む。長門俊介監督(38)は「当初、主将は三浦1人という案もありましたが、三浦は海外遠征などでチームから離れることも多くなる。地道に長い距離を走る時、同じ練習をしてチームメートを巻き込んでいける存在が必要ということで練習熱心な藤原にも主将を任せよう、ということになりました」と丁寧に説明した。
長門監督らスタッフと3年生はミーティングを重ね、2人の主将就任が決まった。三浦は「新しい形の強いチームを築いていけるように頑張ります」。藤原は「チーム一丸となって目標に向かえるように主将としての責任を果たしていきます」とそれぞれ所信表明した。
「主将と副将では意味がない。共同主将ということに意味があります。2人が中心になってチームを引っ張っていってほしい」と指揮官は期待を込めて話した。