ジュニア男子・17歳の萩原啓至「この優勝を糧に世界に飛び立つ」、ウェートトレで体重アップが奏功

スポーツ報知
優勝した萩原啓至(カメラ・佐々木 清勝)

◆卓球全日本選手権 第4日(26日、東京体育館)

 ジュニア男子決勝が行われ、萩原啓至(愛知・愛工大名電高)が、松島輝空(そら、木下アカデミー)にフルゲームの末、初優勝を飾った。

 萩原が天上を見上げた。最終ゲームの11―10で、松島の力強いバックハンドドライブを、萩原はカウンターでストレートにはじき返した。勝利の瞬間、重圧から解き放たれ、あお向けに倒れ込んだ。そして笑顔になり、「優勝は目指していたんですけど、まさか自分が優勝できるとは思ってなかった。ホッとしました」と初の頂点をかみ締めた。

 2歳下の松島とは中学1年時の全日本カデット以来2度目の対戦で、前回はストレートで敗れていた。「実力は松島さんの方が上なので。年下とは思わず自分がチャレンジャーの気持ちで」と気負わず向かっていった。第1ゲームを先取したが、松島も強烈なドライブで応戦し、簡単には勝たせてくれない。最終ゲームの11―10からはサーブを出す前に「自分の得意なフォアで攻めきる」と心に決めた。3球目でしっかり腕を振り抜いて得点し「戦術が成功した感じですね」とほほ笑んだ。

 21年春に強豪・愛工大名電高の門をたたいた。1年生の頃からウェートトレーニングを導入。すると体はみるみる変わり、体重は5~6キロ増量の62キロに。「足が疲れ切らずに最後の1本で踏ん張りきれる」。昨年11月のWTTユースコンテンダー・リニャーノ大会(イタリア)17歳以下のシングルスで、国際大会個人戦初V。全日本選手権ジュニア男子では、これまで3度の16強が最高成績だったが、壁を打ち破って頂点に立った。

 ジュニア男子の歴代王者には、21年東京五輪混合ダブルスで日本卓球界初の金、男子団体銅メダルなど五輪で4つのメダルを誇る水谷隼さんや、東京五輪男子団体銅メダルの張本智和ら世界で躍動する強者が名を連ねる。「この優勝を糧に世界に飛び立っていきたい。世界卓球や五輪も夢ではないと思っている。今後はそこを目指して頑張っていきたい」と萩原。17歳は、高い目標を掲げた。

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