◆卓球 全日本選手権 第4日(26日、東京体育館)
混合ダブルス決勝が行われ、前回優勝で世界選手権(5月・南アフリカ)代表の張本智和(IMG)、早田ひな(日本生命)組が田中佑汰(愛知工大)、田中千秋(豊田自動織機)組をゲームカウント3―0で下し、2連覇を果たした。決勝までの6試合で1ゲームしか落とさない圧倒的な力をみせた。
課題にしていた試合の入りは4連続得点も、すぐに追いつかれてしまう。そこで張本がフォアの強打で相手2人の間をぶち抜きリード。流れを掴んで第1ゲームを11―4で先取した。第2、3ゲームも危なげなく奪い勝利。2人で顔を合わせ、ほっとしたような表情でハイタッチを交わした。
―連覇を達成して、今の気持ちは。
張本「素直にうれしいです。2連覇できて。今年も途中で何試合か苦しい試合があったので、そこを乗り切ってこうして優勝できたので、素直にうれしいです」
早田「昨年の反省を生かして、今回は1回戦からすごいいい状態で、ずっと試合ができていたので、途中で苦しい場面を乗り越えたり、強い選手ペアに勝ったり、勢いがついてきて、自信にもなったので、また今回こうやって組むことができて、2連覇を達成することができて良かったです」
―今後の2人の目標は。
張本「(24年の)パリ五輪での混合ダブルスの金メダルを目指しているので、来年以降も全日本(選手権)に出たいし、一番はパリ五輪になってくると思います」
早田「(21年の)東京五輪で水谷(隼)選手と伊藤(美誠)選手が金メダルを取って、次はパリ五輪で、私たちが出場する機会があったときに、東京五輪の日本の優勝を受け継げるように頑張っていきたい。日本のレベルもどんどん上がってきているので、1試合1試合を乗り越えて、2人でさらに成長していけたらいいと思います」