J2清水 MF鈴木唯人、フランス1部・ストラスブールへ期限付き移籍濃厚

スポーツ報知
ストラスブールへの期限付き移籍が濃厚な鈴木唯

 J2清水エスパルスは25日、U―23日本代表MF鈴木唯人(21)が海外移籍を前提にクラブを離脱すると発表した。フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍が濃厚で、メディカルチェック後に正式契約を結ぶ予定。清水から5大リーグへ移籍するのは、11年にドイツ1部シュツットガルトへ加入したFW岡崎慎司(36)以来となる。岡崎と同じ「23番」を背負ってきた鈴木唯の挑戦を清水担当の内田拓希記者が「見た」。

 23日、全体練習前の三保グラウンド。「23番」のユニホームを手にした鈴木唯を囲み、清水の選手とスタッフが記念撮影を行った。国内外の複数クラブから関心を寄せられた中、20日までにストラスブール移籍を決断。清水も意向をくみ、「希望の星」(クラブ幹部)の海外挑戦を容認した。戦力的には“痛手”なはずの移籍。それでも若きエースの実力と可能性を知る仲間は、門出を温かく祝福した。

 高卒3年目の昨季は「自分の力を示す年」と開幕2戦連発など序盤のチームをけん引。課題だった得点力も克服し、「唯人なら、あれくらいやって当然」と中軸に据えた平岡前監督の信頼に応えた。しかし、6月に左足の打撲で戦列を離れると復帰後も出場機会は減少。残留争いを続けるチームと自身の現状に、危機感を示す言葉が増えた。

 それでも腐らなかった男に、欧州への道が開けた。関係者によると、ストラスブールが鈴木唯に注目したのは昨年11月に行われたU―21日本代表の欧州遠征だった。スペイン、ポルトガルと格上に主導権を握られる展開でも、果敢なドリブル突破で好機を演出。残留争い(25日現在で16位)の渦中にあるストラスブールは、劣勢をはね返せる「推進力」に関心を寄せたという。

 清水から5大リーグへの移籍は、11年に独1部シュツットガルトへ挑戦した岡崎以来となる。岡崎は15―16年シーズンにレスターのプレミアリーグ優勝に貢献し、36歳となった現在も欧州で活躍。偉大な「23番」の先輩に続けるか―。鈴木唯のプレーを目の当たりにした人々は、無限の可能性を信じている。(内田拓希)

 ◆鈴木唯人(すずき・ゆいと)2001年10月25日、神奈川・葉山町生まれ。21歳。横浜Mのアカデミー、葉山中、市船橋高を経て、20年に清水加入。22年のU―23アジア杯は5試合3得点。J1通算83試合5得点。175センチ、70キロ。

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