◆テニス ▽全豪オープン 第11日(26日、メルボルン・パーク)
車いすの部の準決勝が行われ、男子シングルスは第3シードの小田凱人(東海理化)が、第2シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に6―2、4―6、7―5で勝利し、決勝進出を決めた。
第1セット、第2ゲームでいきなりブレイク。その後、ブレイクをし合う展開となったが、小田がこのセットを先取した。第2セットを落とし、第3セットでは、一時、3―5とリードを許したが、逆転勝利。初の4大大会優勝まで、あと一勝に迫った。
小田は、4大大会と五輪を全て制し、世界ランキング1位のまま現役引退したレジェンド・国枝慎吾さんの“後継者”として期待の16歳。昨年4月にプロ転向し、同年6月の全仏オープンでは4大大会初出場ながら4強まで勝ち進んだ。
また、女子シングルス準決勝では、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が、第4シードのイエスカ・グリフィユン(オランダ)に6―2、6―1で勝ち、3年ぶり優勝に王手をかけた。
第1セット、第1ゲームをブレイクすると、そのまま4ゲームを先取。4―1の第6ゲームでこの日、初めてのブレイクを許したが、1度のみに抑え、主導権を渡さなかった。