話題の絵本作家・やまもとしんじさん、渋谷で個展開催中「わくわく届けたい」名作とのコラボ原画も

スポーツ報知
渋谷モディで個展開催中の絵本作家・やまもとしんじ

 絵本作家・やまもとしんじさんが、渋谷・モディで初の個展「やまもとしんじ展」(31日まで)を開催している。

 個展会場に入ると、色彩豊かで温かみのあるイラストが視界いっぱいに広がる。緻密に書き込まれた作風で話題のやまもとさんは、これまで手掛けた絵本と連動したイベントは開いたことがあるものの、大規模な個展は今回が初めて。

 活動を開始した2008年~22年に描いた作品約30点を展示しており、「ずっと個展を開きたいとは思っていましたが、こんな都会の中心地で個展ができるなんて。ちょっと怖いくらいです」と感無量な様子で語った。

 目玉は、尾田栄一郎氏の「ONE PIECE」や、手塚治虫氏の名作「アトムキャット」とのコラボ原画の初公開。24日に同個展を開幕後、中国など海外からも客が訪れる盛況ぶりとなり「インスタグラムを通じて僕を知ってくれた方たちも多い。そういう方たちと個展で直接お会いできて胸が熱くなります」と声を弾ませる。

 絵本版「ONE PIECE」も、児童書版「アトムキャット」も、原作サイドからオファーを受けてコラボイラストを描いた。漫画を一から読み直し、登場キャラクターを全て写真に撮り、それぞれの名前や特徴を描き出してイメージを膨らませた。「尾田先生の生き生きとした発想や、手塚先生の漫画への愛や創造力に敬意を込めて、自分なりに描きました。尾田先生も『いいね』って言って下さっていると聞き、安心しています」。

 目を凝らして絵をみてみると、ひとつとして同じキャラクターはいない。ポップでかわいらしく、それぞれの物語を持ったキャラクターたちが、生き生きと描かれている。中には制作期間2か月を要した力作もある。「僕も三重県出身ですが、地方に住んでいて近くにテーマパークや娯楽がない人でも、僕の絵をみて楽しい気持ちになってくれたら。絵を通してワクワクを届けられたらうれしいです」と願いを込め、描き続けている。

 ○…「アトムキャット」は、手塚治虫さん自身が手掛けた「鉄腕アトム」のパロディ作品で、37年の時を経て児童書化される。カラフルな作風が魅力のやまもとさんだが、同書では白黒を基調としたイラストに挑戦。31日の発売に先駆けて、個展では100部限定で先行発売している。

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