◆練習試合(30分×4本) 横浜FM 5(2―0、0―0、1―1、2―0)1 金沢(25日、宮崎・シーガイアスクエア)
横浜FMは金沢との練習試合に臨み、合計5―1で快勝した。FWアンデルソンロペスが2得点、FW村上悠緋、FWエウベル、FW植中朝日がゴール。今季J1開幕戦(2月17日・等々力、対川崎)に向け、徐々に状態を上げている攻撃陣がしっかりと結果を残した。
「拓真とは去年から、長い期間プレーしていい連係が取れている」とロペスが胸を張るMF西村拓真との”ホットライン”で先制点を奪った。23分、西村が敵陣中央でパスを受けて反転。絶妙なスルーパスにロペスが反応し、右足でゴール左に流し込んだ。さらにわずか2分後にも、相手を振り切った西村のパスにロペスが1対1となったGKをかわすシュートを決めた。金色に染まった髪形も相まって、ゴールへと力強く迫る動きには、より気迫がみなぎる。
21日のヴェルスパ大分戦に続くゴール。「いい準備ができている証。拓真が取っても僕が取っても、点が取れるのはすごくいいこと」と上々の仕上がりを見せている。昨季は相手選手に唾吐き行為があったとして6試合の出場停止処分を受けたこともあり、「まだまだ取れた」と不完全燃焼の11得点にとどまった。
「Jリーグ得点王は狙っている」と新シーズンへかける思いは強い。新加入選手も含め、連係面や細かな精度など課題は残るが、「チーム全体が責任感を持ってプレーしているし、今季は連覇プラス違うタイトルも取るためにモチベーション高くやれている。大きな目標がある」と手応えと、向上心をのぞかせた。
一方、2アシストの西村は結果にうなずきつつも、決して満足することなく、「マリノスは対相手ではなく対自分。もっとチームも個人も強度を上げていかないといけない。目の前の1日1日を全力でやっていく」とさらなる高みを見据えていた。横浜FMは29日にも練習試合(相手は非公表)を行い、宮崎キャンプを打ち上げる。