【ソフトバンク】王貞治会長「日本は強い」…WBC世界一奪回期待

スポーツ報知
ソフトバンクの王貞治会長

 ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)が25日、オンライン取材に応じ、WBCに出場する侍ジャパンに世界一奪回を期待した。大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)らも参戦する今大会の戦力は、監督として06年の第1回大会で日本を頂点に導いた「世界の王」から見ても豪華に映る。

 かつては「スモールベースボール」と評された日本野球。王会長は日本の強みである投手力を評価しながら、大谷、村上(ヤクルト)らパワーを兼ね備えた新時代のスタイルに期待を寄せた。

 「前は長打力はかないませんでしたから。でも、今は大谷君はホームランがありますし、みんな飛距離が伸びている。そんなに遜色ない。投手は制球がいいし、日本の方がレベルが上。実力的には十分、対等と言えると思いますね。とにかく3回、4回(のWBC)が勝てていないだけに、何とかまたチャンピオンに返り咲いてほしいですね。米国だってドミニカ(共和国)だって目の色を変えてくる。それを承知で迎え撃って、『日本は強い』と相手に認めさせるような試合をやってほしいなと思います」

 今大会はメジャーから09年第2回大会と並ぶ最多タイ5人が参戦する。イチロー(当時マリナーズ)らを擁して優勝した第1回大会にも負けないメンバーだ。

 「ものすごい戦力になる。日本の選手たちも心強いんですよね。彼らと一緒だったら勝てるという気持ちでやれる。(第1回大会では)イチロー君が『米国の選手も大したことがない。ほとんどの選手は君たちと変わらないよ』というようなことを言ってくれて、自信を持ってグラウンドに立っていた。今回も大谷君やダルビッシュ君から話を聞いて、そんなに差はないんだという気持ちで戦ってくれたら、いい戦いができると思います」

 栗山監督は当時の王監督と同じ背番号「89」を身にまとう。その姿はどのように映っているのか。

 「選手たちが試合に打ち込みやすい雰囲気をつくってくれる監督だと思うんです。今回の豪華チームの指揮官としては最適な人かな、と。栗山監督じゃなかったら、大谷君もダルビッシュ君も出たかどうか。そういう意味でも彼の功績は大きいですよね」

 大谷はWBCも二刀流で臨む可能性がある。世界一奪回のカギを握る男への期待は大きい。

 「普通の投球さえしてくれれば、三振の山を築いてくれるだろうし、打者としてはホームランを連発してくれるだろう。両方で期待を持たせてくれる選手は、今までいなかったわけですから。米国でもそういうものを示してきた。その片りんを十分見せてほしいなと思います」(取材・構成=中村 晃大)

 ◆王会長に聞く

 ―06年はWBC初開催。どういう準備で臨んだのか。

 「とにかく日本の野球をやろうや、という話はしました。(開催が)急に決まったので、出てほしい選手で出てもらえなかった選手もいますし、無心でやったことが良かった」

 ―韓国とは計3度対戦。今大会でもライバルだ。

 「日本(1次ラウンド)では(李承ヨプに)逆転本塁打を打たれて負けて、向こう(米国の2次ラウンド)でも負けた。(準決勝は)3度目の正直で福留君の(先制)ホームランで勝てました。韓国は、本当にすごい気力を発揮してくる。きちんとした戦いをしてほしい」

 ―2次ラウンドの米国戦では“誤審”の影響もあって敗戦。国際大会には難しさもある。

 「判定はホームタウンディシジョンみたいなものは出てきますよね。仕方がないですけど、その後、メキシコが(米国相手に)奇跡のような勝利を飾ってくれたので、我々は決勝に進めた。短期決戦は何が起こるか分からないので、最後までしぶとく戦うことが大事だと学びましたね」

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