【巨人・新人連載】ドラ4門脇誠、野手異例の大谷投球トレで鬼肩に

スポーツ報知
ノックを受ける門脇誠(カメラ・中島 傑)

 巨人の支配下&育成新人14選手を紹介する連載。ドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=は遠投110メートル、投手として最速148キロの強肩が売りの即戦力遊撃手だ。大学3年時に米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で考案された重さの違う数種類のボールを購入。練習に取り入れ始めたことが武器を磨く上で大事な要素の一つになった。

  門脇がいつも練習前に握っているボールは白球ではなく、重さの異なる3種類のカラフルなボールだ。緑(1000グラム)、青(450グラム)、赤(225グラム)の3球をそれぞれ壁に向かって黙々と投げ込む。米エンゼルスの大谷やアスレチックスに移籍した藤浪ら、ドライブライン考案のボールを利用する投手は近年増えたが、野手では珍しい。

 この投げ分けを実践することによって制球力向上や球速アップなど、さまざまな効果が期待できる。門脇は大学3年時、右肩に違和感を覚えたことが購入のきっかけだった。「ショートで全試合に出ている以上、ピッチャーと同じくらい投げているというのがあった。じゃあ、ピッチャーぐらい(ケアを)やらなきゃなと思って」。最初は故障予防のために取り組んでいた。

 自然と肩が強化され、また体全体を使って投じる理想の“投球フォーム”が身についた。高校時代に投手として登板した時の最速は135キロだったが、大学で148キロを計測。「ウェートトレーニングであったり体重を増やすこと、全てが球速につながった」。50メートル走5秒8の脚力に加えて持ち味の強肩に磨きがかかり、遊撃手としてワンランク上のレベルに上がった。

 大学3年秋に首位打者と最多打点、4年秋にも首位打者を獲得するなど長打力を兼ね備える打撃も魅力。春季キャンプも1軍スタートが決まり、いよいよ坂本という高い壁への挑戦が始まる。「目標は新人王。1年間けがなく、チームに必要な選手になれるようにやっていく」。新人合同自主トレ休日のこの日はジャイアンツ寮などで調整。臨戦態勢は整いつつある。(中野 雄太)

 ◆門脇 誠(かどわき・まこと)2001年1月24日、奈良市生まれ。22歳。平城小2年時に西大寺ドリームズで野球を始め、平城中では2年時まで京都木津川シニアに所属し、3年時から北大阪ドラゴンズ。創価では甲子園出場なし。創価大では1年春からレギュラー。3年秋に首位打者と最多打点、4年秋に首位打者。ベストナイン5度。契約金5000万円、年俸840万円。背番号35。171センチ、76キロ。右投左打。

 

巨人

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年