楽天・田中将大投手が25日、仙台市内で自主トレを公開し、残り10勝に迫っている日米通算200勝の早期達成に意欲を示した。
室内練習場で約2時間汗を流した右腕は「今年はおそらく今から予想されるのは200勝のことだったり、近くなればなるほど聞かれていくとは思いますけど、今シーズン早い段階でクリアできれば、自分にとっても、もちろんチームが勝つことになるのでチームもおのずといい順位にいることができると思う。自分のいい投球、いい登板をしてチームの勝利につなげていく。1試合でも多く。そういうゲームをシーズン開幕してから続けていくことができればなと思います」と金字塔への思いと、投手陣の大黒柱としてチームをけん引していく覚悟を口にした。
メジャーから復帰した21年は4勝9敗、昨年は9勝12敗にとどまったことから今季は「自分の感覚的にはこれまでとはガラっと変える」とフォーム改造に着手している。この日は室内練習場のブルペンで捕手が座った状態で11球を投げ込んだ。「まだまだ出力を上げていったなかで同じように体を動かせるかどうかとか、投げられるかとかだと思う。まあ現時点ではうまくいっていると思います」と手応えもつかみつつある。
今季はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。背番号18の“進化”にも注目だ。