◆テニス ▽全豪オープン 第10日(25日、メルボルン・パーク)
車いすの部の準々決勝が行われ、男子シングルスは第3シードの小田凱人(東海理化)が、世界ランキング11位の真田卓(凸版印刷)との日本勢対決を6―3、6―4で制し、4強入りを決めた。
小田は、第1セット、第2ゲームを最後は相手のダブルフォルトでブレイクするも、直後にブレイクバックを許す。その後も互いがゲームを取り合う展開が続いた。
4大大会と五輪を全て制し、世界ランキング1位のまま現役引退したレジェンド・国枝慎吾さんの“後継者”として期待がかかる16歳の小田は、昨年4月にプロ転向。同年6月の全仏オープンでは4大大会初出場ながら4強まで勝ち進んでいる。
また、女子シングルス準々決勝では、3年ぶり優勝を目指す第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が、世界ランキング10位のダナ・マシューソン(米国)に6―0、6―2で勝利。4強に駒を進めた。第2セット、5―1の第7ゲームでブレイクを許したが、圧倒的な強さで4強入りを果たした。