FC東京DFバングーナガンデ佳史扶「Jリーグで圧倒的に」…超えるべき存在は パリ五輪世代23年の誓い<3>

スポーツ報知
FC東京DFバングーナガンデ佳史扶

 24年パリ五輪予選が始まる23年シーズンに向け、パリ世代が決意を新たにした。左サイドバック(SB)のFC東京DFバングーナガンデ佳史扶は「守備ができるのは当たり前で、特長は攻撃。プラスアルファで誰にも負けないように、Jリーグで圧倒的になりたい」と掲げた。

 今シーズン必ず成し遂げたいことは「J1でもトップレベルのSBがそろうクラブ」で定位置をつかむこと。「ここで絶対的な選手になれたらA代表や五輪、自分の目標としているところに近づく。自分は一番下だと思ってるので、ガツガツチャレンジャー精神を持って取り組んでいきたい」。日本代表DF長友佑都らをはじめ、ライバルは多い。今季新たに加入したDF徳元悠平からも「対人がすごく強くて、守備の対人の強さは自分に足りないところで課題。盗んでいきたい」と学ぶなど、身近な先輩との競争から多くを得てきた。

 ガーナ人の父を持つ、下部組織出身。トップチーム昇格後2年間はけがの影響もあり出場機会も限られたが、昨季はDF小川諒也のポルトガル移籍に機に出番を増やした。17試合1得点2アシストと数字を残している。

 それでも「2アシストだけ」と満足はまったくない。課題を克服しつつ、より長所を磨くことに意識を向ける。「そこは増やしていきたいし、今季の目標であるより多くのゴールを取るため、サイドからの攻撃を出したい」と持ち味の攻撃参加を、チームの課題でもあるアタッキングサードの崩しに生かしていく。クロスを上げることに加え、ウィングとの関係性を深めながら内外を使い分けたプレーで自らもゴールに迫るイメージを描いた。

 昨年11月はパリ五輪世代の一員として欧州遠征に参加。「ずっと押されていて、もっと前に出ていく回数は増やせた」とバランスを取る難しさも痛感し、反省も多かったが、スペイン、ポルトガルと対戦したことで「スピード感、一人一人のフィジカルの強さはJリーグにないものを感じたし、一つの気の緩みでやられたり、Jリーグ基準の間合いだとやられてしまうなと、新鮮だった。今はその強度や基準を元に日々の練習に取り組めている」と新たな世界基準を持ち帰った。

 長友が長らく支える日本代表の左SB。DF中山雄太(ハダースフィールド)を筆頭に、より後継者の突き上げが必要なポジションだ。長友は「いつも近くでプレーする存在。目標であり超えなければいけない先輩でもある」という。昨年11月のW杯メンバー発表。一人一人名前が呼ばれていく緊張感を味わうと同時に、大舞台へ思いを強めた。圧倒的なSBとして日の丸を背負うプレーヤーへとなるべく、サイドを果敢に駆け上がる。(小口 瑞乃)

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