松島美空、平野美宇超え9歳7か月で中高生撃破し2勝 右手甲に書いた誓いで大会タイ記録

スポーツ報知
ポイントを奪いガッツポーズの松島美空(カメラ・竜田 卓)

◆卓球 全日本選手権 第2日(24日、東京体育館)

 ジュニア女子で今大会最年少の9歳・松島美空(京都カグヤライズ)が初出場で2勝を挙げた。2回戦で八ツ田光希(17)=正智深谷高=に3―1で勝利。小3での1大会2勝は、平野美宇に並ぶ大会記録となった。3回戦は首藤成美(17)=福岡・希望が丘高=に1―3で敗れた。

 松島が初めての全日本選手権で、中高生を破って2勝を挙げた。24日の1回戦で鹿目海右(かのめ・みう、16)=RKstudio=を下し、この日の2回戦は高校2年の八ツ田と対戦。右手甲にフェルトペンで書いた「ちょうせん」「かおにださない」「うったらもどる」などの誓いを胸に、奮闘した。3―1の勝利に「サーブも効いていて全体的に良かった」。ベンチの父・卓司さんとハイタッチで喜んだ。

 小3でジュニア2勝を挙げたのは平野以来、2人目の快挙だ。平野は9歳8か月。松島は9歳7か月で最年少での達成にもなった。ただ、新記録を懸けた3回戦はTリーグ・九州でプレーする高校生の首藤に1―3で敗戦。第1ゲームは11―3で先取したが、第2ゲーム以降は競り負け「自分の弱いところを攻めてきたり、ミスが少なかった。2勝もすごいけど、自分の目標はめっちゃ前から3勝だった。悔しい」と肩を落とした。

 昨年はTリーグ・京都に加入し、史上最年少出場も果たして注目を集めた。年明けには数日間、台湾に遠征。初めての海外遠征で当初は食事などに戸惑いもあったが、小篭(ろん)包のおいしさに感動した。現地では台湾の代表選手や強豪の高校生と練習。同行した父も「3年前から海外には行かせたいと考えていたけど、コロナ禍でなかなか実現しなかった。いい経験になったと思います」と語った。

 今後は東アジアホープス大会や全日本選手権カブの部(小学4年以下)での優勝を目標に掲げる。ジュニアでの来年の全日本選手権再挑戦にも意欲。過去に福原愛が小4で準優勝を飾っており「4年生で福原愛ちゃんが決勝まで行っているので、また全日本の予選を通過してランク(8強)には行きたい。将来は全員に勝って五輪で金メダルを取りたい」。数々の大会で最年少記録を打ち立てる9歳は目を輝かせた。(林 直史)

 ◆松島に聞く

 ―3回戦を振り返って。

 「(相手は)自分の弱いところを攻めてきたり、ミスが少なかった。第1ゲーム(11―3)はサーブが効いたり、バック対バックで勝てたりしたのが良かった。だけど、高校生はフォアが強くて、ミドルに攻められて、それを全部フォア(側)に返していたら、いろんなコースに打たれてとれなかった」

 ―初めて全日本選手権でプレーしてみて。

 「2試合できたのは良かったけど、3勝できなかったのが悔しかった。こういう大きい大会に出られたことはすごいなと思います」

 ―今後、強化したい点。

 「高校生2人とやって、コース(取り)、フォアハンドとかは自分や中学生よりも強かった。もっと強化しないと狙われるなと思います。レシーブも入れにいってばっかりだったので、もっと厳しく練習したり、ミドルに来るボールをしっかり打てるようにしたい」

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