【巨人・新人連載】育成4位・中田歩夢、遠投120メートル強肩武器に「東京ドームで活躍」…憧れは吉川尚輝

スポーツ報知
マシン打撃する田中歩

 巨人の支配下&育成新人14選手の紹介連載「はGめまして」は育成4位・中田歩夢内野手(18)=東奥義塾=を取り上げる。幼い頃からの巨人ファンで、東京ドームでプレーすることを夢に抱き、父・浩司(49)さんとの練習で基礎を作りプロの扉をこじ開けた。今後は早期の支配下登録を目指していく。

 柔らかいグラブさばきと遠投120メートルの強肩を生かしたスローイング。中田歩がアピールポイントの守備で、存在感を発揮している。吉川尚輝を憧れの選手に挙げる若武者は、新人合同自主トレでも先輩をほうふつとさせる軽快な動きが際立った。

 家族そろって巨人ファン。物心ついた時には青森県・弘前市から東京ドームに足を運び、観客席で声を張り上げて応援してきた。当時、4番を打っていたラミレスが左中間に放り込む強烈なアーチに夢中になった。「生で見てすごいなと。自分もこの5万人近く入る東京ドームでプレーしたいと思いました」。プロ野球選手になりたいという夢ができた瞬間だった。

 野球に魅了された中田歩は、高校まで野球を続けてきたという父・浩司さんと技術を磨いてきた。小学2年の時に本格的な野球人生を開始。父と毎日のように練習を重ねてきた。近所の公園でノックを行い、外が暗くなるまでバドミントンのシャトルやカラーボールを打ち込んだ。自宅の庭で投球練習にも付き合ってもらったこともある。「(父が)いろいろ教えてくれたおかげで自分はここまで成長できたと思っています」。感謝は尽きない。

 勝負の厳しさも教わった。少年野球チームの「球納め」と呼ばれる親子対決の卒業試合。投手を務めた中田歩は父にホームランを打たれ、「自分も本気で投げて(父も)本気でやってくれました」と1回1回の勝負を大切にすることを学んだ。だからこそ、結果が全ての世界に飛び込んでも「キャンプからアピールしたい。4月に支配下登録される気持ちでいきます」と高卒1年目から勝負をかける。

 プロ生活をスタートさせた今、本拠に自分の名前が響き渡る姿を想像する。「東京ドームで活躍している姿を見せたい」。幼少期に描いた夢に、手はかけた。必ずたぐり寄せてみせる。(宮内 孝太)

 ◆中田 歩夢(なかた・あゆむ)2004年6月27日、青森・弘前市生まれ。18歳。小学3年から福村ガッツで野球を始め、弘前東中では軟式野球部に所属。東奥義塾では1年夏からベンチ入り。甲子園出場はなし。支度金290万円、推定年俸は360万円。背番号は002。高校通算23本塁打。遠投120メートル。172センチ、76キロ。右投右打。

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