エバートンは23日、フランク・ランパード監督(44)の解任を発表した。
BBCをはじめ、英メディアが一斉に報じたところによると、今季はここまで3勝6分11敗の勝ち点『15』で降格圏の19位に沈み、昨年1月31日のエバートン監督就任から1年に8日足らずで解任となった。
英大衆紙『デイリー・メール』が掲載した記事によると、14日に行われたサウサンプトン戦で2-1逆転負けを喫した直後、控え室でランパード監督とマリ代表MFアブドゥライェ・ドゥクレ(30)が衝突。ドゥクレが謝罪を拒否して謹慎を命じられ、21日のウエストハム戦ではベンチ外。不振が長引く上、選手を掌握できなくなってきたことが解任につながったと見られている。
大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』のオッズ表によると、後任レースの本命は前リーズ監督のマルセロ・ビエルサ氏(67)が2.375倍で一番人気。続いて前バーンリー監督のショーン・ダイチ氏(51)が2.75倍の僅差で続き、イングランドで実績がある2監督の”マッチレース”の様相を示している。
同監督は元イングランド代表MFで2000年代にチェルシーの中心選手として活躍。2018年5月にダービー・カウンティ、19年7月には古巣・チェルシーの監督を務めてきた。