巨人は24日、元ブルージェイズのエルビス・ルシアーノ投手(22)と育成選手契約で合意した。
19歳で2000年代生まれ初のメジャーデビューを果たした逸材。右肘手術の影響で近年は米マイナーなどでプレーしているが回復は順調で、150キロ台の速球とチェンジアップ、スライダーを操る。助っ人の育成にも力を入れる球団は伸びしろ十分の右腕の将来性に期待している。
ドミニカ共和国出身のルシアーノはブルージェイズ時代の2019年、3月31日のタイガース戦で19歳1か月という若さでメジャーデビュー。リリーフ登板してメジャー屈指の強打者、ミゲル・カブレラを左飛に抑えるなど注目を集めた。
現在は体調面に問題なく、まだ22歳と若いのも魅力。巨人は現在、支配下登録選手が57人で上限の70人まで13枠ある。球団の育成選手はルシアーノで48人目となり、支配下登録昇格を巡る競争はさらに激しくなりそうだ。