小西一男調教師にG1タイトルを 2頭の重賞ウィナーを担当する熱い男とは

スポーツ報知
22年のユニコーンSを制したペイシャエスと吉開助手

 記者が某夕刊紙時代、美浦トレセンで初の担当となったのが小西厩舎だった。当初は右も左も分からず、小西一男調教師には迷惑をたくさんかけたが、気さくに対応していただき、報知新聞で再スタートを切ってからも変わらず声をかけてもらっている。

 スタッフも温かい人ばかり。厩舎に行くとアットホームな雰囲気に、冬の寒さが和らぐ。そんな小西厩舎で今、最もホットな人は吉開徹(よしかい・とおる)助手。レパードS勝ちのケンシンコウに、ユニコーンS、名古屋グランプリVのペイシャエスと重賞ウィナー2頭を担当していて、しかも2頭とも重要なレースを間近に控えている。

 まず1月29日の根岸Sに出走予定のケンシンコウ。これまでダート中距離を使われ、1400メートルは初めてとなるが、吉開助手は「気性的に難しい馬で、折り合いに苦労していたけど、この距離なら折り合いを気にせず、乗りやすいと思いますし、変わり身があっても」と距離短縮に好感触を持っている。

 根岸Sの3日後の2月1日には、交流G1の川崎記念(ダート2100メートル)に、ぺイシャエスが出走する。これまで交流G1は、昨年のジャパンダートダービー2着、JBCクラシック3着とあと一歩のところまできているだけに、明け4歳でいよいよ戴冠に期待は高まる。吉開助手は「いろいろな条件やメンバーが強いなかでも、いつもしぶとく脚を使って、結果的にこなしてくれている」と語り、さらに「前回(前走時馬体重496キロ)から体も10キロぐらい増えて、実際に乗っていても筋肉が増えて、パワーアップしているなと感じます」と成長に手応えを感じている。

 ただ、「昨年のJBCクラシックでテーオーケインズを側で見て『化け物だな』と思いました。それでもチャンピオンズCで敗れたのを見て、ダートは層が厚いなと感じたし、(東京大賞典勝ちの)ウシュバテソーロも出走してくるので、勝ち切ることは大変だと思います」と冷静に分析する。

 それでも、吉開助手は言う。「(小西)先生はこれまで自分の意見などを聞いてくださり、やりやすい環境で仕事ができている。あと3年で先生は定年を迎えますが、小西厩舎はまだG1馬がいないので、何とか取りたい。ペイシャエスも強い馬と戦いながら確実に力をつけているので」と感謝を胸に挑むG1。その思いが実現するときが必ず来ると信じて応援しようと思う。(中央競馬担当・松井 中央)

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