茨城にタチウオ襲来! 日立沖で129センチのドラゴン級をゲット

スポーツ報知
日立沖で釣れた129センチのドラゴン級タチウオ(大さん弘漁丸で)

 今年も茨城の海にタチウオの群れがやってきた。年明け早々から平潟沖や日立沖で釣果が出始めたので、日立久慈港の報知指定・大さん弘漁丸の乗合船で日立沖へ出たが、取材日(12日)の直前に大半の群れはどこかへ消えてしまった。それでも129センチのビッグサイズを釣り上げることができ、当地のポテンシャルを十分に感じることはできた。しかし、その後事態は急変。驚くような展開を迎えた。

◆異名は「幽霊」

 移動が速く、あっという間に群れが消えたり現れたりすることから「幽霊」との異名があるタチウオ。特に茨城の海にいるタチウオはイワシの群れについているため、一日として同じ場所にはいない。船長泣かせの魚だ。

 実際、大さん弘漁丸がトップ22尾釣った9日は、日立沖水深100メートルを釣ったが、取材した12日は日立沖水深80メートルを狙った。しかし、魚群探知機に映る反応は薄くなっていた。乗船者の多くはメタルジグで狙ったが、記者は冷凍イワシを餌にしたテンヤ仕掛けを下ろした。手返し(仕掛けを回収してから、再び投入するまでの一連の動作)が速いジグのほうが数は伸びるはずだが、120センチを超すドラゴン級を釣りたい記者は、東京湾でも大型の実績があるテンヤ仕掛けに賭けた。

 「底から10メートル上までを探ってください」と小泉大輔船長(42)から指示を受け、竿先を小刻みに揺らしながら誘い上げていく。底から5メートルほど上げた時だった。グンと竿先にアタリが。すかさず合わせると竿は大きくしなった。タチウオが食った! 引きが強烈でリールを巻こうとしても、ドラグ(糸巻き部を逆回転させて、糸を送り出す機能)が効いて糸が巻き取れない。引きが落ち着いてからゆっくりとリールを巻いていく。その途中でも何度か強く引き込まれた。水面に銀色に輝く魚体が見えた。糸を持って一気に引き抜く。測ってみると129センチもあった。まさしくドラゴン級だった。

 ジグにも良型が食ってきた。葛飾区の細川功志郎さん(55)が100センチ級を上げれば、栃木・高根沢町の海老沢一人さん(44)が同型をゲット。「タチウオを狙ったのは20年ぶりかな。宙層で根掛かりしたかのようにガツンとくる手応えはたまらないね」と笑った。ジグではタチウオのほかにもホウボウやショゴ(カンパチの幼魚)、アマダイなども釣れた。

 しかし、日が高くなるにつれてタチウオはどこかに消えた。まさしく幽霊だ。しかし、「また群れは日立沖に戻ってきます」と小泉船長はみており、これからが楽しみだと、ここでレポートは終わる予定だったが事態は急変した。

 取材日の翌13日に水深20メートル前後の浅場にタチウオの群れが突如として現れ、14日にはトップ33尾と爆釣した。132センチの超大型も出た。だからタチウオ釣りは面白い。今後も釣果にムラは出そうだが、茨城のタチウオは狙う価値がある。

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