白樺学園の軍司一冴が初優勝…ジュニアW杯&世界ジュニア選手権に弾み

スポーツ報知
男子1000メートルで優勝した白樺学園・軍司一冴

◆全国高校 スケート選手権 最終日(22日、群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク)

 男女4種目が行われた。男子1000メートルは、11月のジュニアW杯(フィンランド)で金メダルを獲得した白樺学園の軍司一冴(3年)が1分11秒56で初優勝。前日(21日)の500メートル敗戦の雪辱を果たした。女子1000メートルは帯広三条の河原莉緒(2年)、同3000メートルは白樺学園の前田梓(3年)が制した。学校対抗男子は白樺学園が3年ぶり36度目、女子は帯広三条が初優勝を飾った。

 白樺学園・軍司はタイムを確認する前に勝利を確信した。最大のライバルだった同走の武田京乃(池田3年)を0秒88上回り「武田選手に勝った時点で優勝だと思った。しようと決めていた」と、封印していたガッツポーズで喜びを爆発させた。

 優勝を確実視されていた500メートルではまさかの2位。それでも「この悔しさを次につなげようという気持ちで臨めた」と敗戦を引きずらなかった。200メートル、600メートルのラップタイムも全てトップ。他を寄せ付けない完勝に「昨日の負けも意味があったのかな」と振り返った。

 入学当初は「まるでやる気がなかった」と和田貴志監督(46)。しかし、2年前の敗戦が競技に向き合う姿勢を大きく変えた。21年インターハイで500メートル8位、1500メートル9位。わずか5点差で学校対抗5連覇を逃した責任を感じ、「チームを引っ張る気持ちが芽生えた瞬間だった」と軍司。自らの手で3年ぶりの優勝を確定させ「個人で1位を取るよりもうれしい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 来月にはジュニアW杯最終戦、世界ジュニア選手権(ともにドイツ)を戦い、今春からは専大に進む。「大学3年生のときに五輪があるので、そこが目標」。世界に羽ばたくためのハイレベルな戦いがこれから始まる。(島山 知房)

 〇…女子1000メートルは帯広三条の河原が制した。今季からW杯代表の山根佳子(27)=登寿ホールディングス=が全体練習に参加しており「コーナーのピッチの上げ方とか足の倒し方を教えてもらった。徐々にタイムも速くなって、ベストも出た」。昨年2秒差を付けられた同走の野明花菜(岡谷南3年)を0秒18上回り、創部以来初の学校対抗優勝に大きく貢献した。

 〇…女子3000メートルでは白樺学園の前田が、競技人生11年目で初の全国タイトル獲得。「ラスト4周くらいで(きつくて)やめようと思った。男子1000メートルから良い流れをつくってくれたので優勝できた」とうれし涙をぬぐった。卒業後はスピードスケート部のあるダイチに入社し、帯広を拠点に競技を続ける予定。「良い環境に感謝して、強くなりたい」と意気込んだ。

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