J1北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(24)が、2年目の進化を見せにいく。沖縄・金武町でキャンプ中の札幌は22日、2部練習を実施。昨年6月に加入したスパチョークは、日本での初キャンプに「(母国の)タイとの違いも多くて体はきついが、状態は徐々に良くなっている。これからもっと上がってくる」と充実の時を過ごしている。
昨季出場した7試合はいずれも後半途中から。最長27分、計93分の出場に終わり「短い時間だったのでチャンスをつくる機会も少なかった。今年はまず出場時間を増やすこと」と思いを強くする。初先発も狙うが「まずはミシャ(ペトロヴィッチ監督)の考え方をプレーで示すこと。昨年より戦術理解度は高まっているので。しっかりと戦力になっていきたい」。勝利を最優先に考え、死力を尽くす。
今季初実戦となった19日のJ2町田との練習試合では「勝負したい」と話す左シャドーに入るも、動きが重く、機能し切れなかった。「連係もそうだが体力面がまだ足りない。改善するためにも、日々の練習でしっかり力をつけていかないと」。24日のJクラブとの戦いで、取り組んできた成果は形とする。(砂田 秀人)