二階堂蓮が130メートル超え2本…父・学さんと並ぶ自己最高14位

スポーツ報知
1回目に131メートルを飛ぶ二階堂

◆W杯ジャンプ  男子札幌大会 最終日(22日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル、K点123メートル)

 3季ぶりの国内W杯は最終日を迎え、二階堂蓮(21)=江別市出身、日本ビール=は、131メートル、133・5メートルの計229・2点で自己最高14位に入った。

 「どうだ」と言わんばかりに、二階堂が両手で会場をあおった。23位で臨んだ2回目。勢い付く若武者は鋭く空中を切り裂いて133.5メートルをマークした。会心の飛躍で14位まで浮上し「地元で2本とも130を飛べてベストも更新できた」とガッツポーズ。過去最高28位(昨年11月ビスワ大会)を大幅に超え、91年世界選手権代表の父・学さんの最高成績(88年札幌大会)に肩を並べた。

 今季W杯遠征組に初選出された21歳。前日は「左板が落ちて曲がる」悪癖が出て2回目に失速した。この日は、元日本代表女子コーチで現在指導を受ける小川孝博氏の助言を参考に軌道修正。帰国前の計10戦は30位以内が1度のみと苦戦も、地元で対応力を示し、2戦連続でポイントを獲得した。

 人生初の海外転戦。競技外でも苦労は多かった。欧州対応のSIMカードを買い忘れ、WiFi環境でしか携帯が使えず「移動中の息抜き、予定変更の連絡も見られなかった…」。帰札当日に回転ずし店に直行したほど日本食への恋しさもマックスだった。国内では調整と共に心身のリフレッシュにも努め、札幌3連戦は32、30、14位と前進。W杯後半戦遠征組入りを確実とした。「ここで取れたのは次につながる。またビッグジャンプしていければ」。“世界の陵侑”超えを本気で狙うホープは、ここから一気に加速する。

(堀内 啓太)

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