強い小林陵侑が帰ってきた!地元3連戦で今季初V含むオール表彰台

スポーツ報知
1回目に141メートルを飛ぶ小林陵

◆W杯ジャンプ  男子札幌大会 最終日(22日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル、K点123メートル)

 3季ぶりの国内W杯は最終日を迎え、昨季の個人総合王者で北京五輪男子個人ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(26)=土屋ホーム=が141メートル、143メートルのヒルサイズ(HS)越え2本、飛型点も圧巻のパフォーマンスを見せ、計280・9点で逆転優勝。地元3連戦で今季初V含む2勝、オール表彰台(1、3、1位)と“完全復活”を印象付けた。W杯個人通算29勝目。

 強い陵侑が帰ってきた。141メートルの1回目は今季5勝と好調な同い年、飛型点58・5点(60点満点)のグラネルに首位を譲ったが、圧巻の2回目に3200人の観衆も酔いしれた。143メートルで再びHSを越え、飛型点も審判員5人中3人が20点満点の59・5点。逆転優勝を確信すると何度も吠(ほ)えガッツポーズ。「いや~はしゃいじゃいました。調子付く、いい週末になった」と満面の笑みでうなずいた。

 生活拠点の札幌で、20日の今季初Vから2勝を含む3日連続の表彰台。3戦連続は伝統のジャンプ週間を制した21年12月~22年1月以来だ。五輪も戦い終え迎えた今季は、帰国前の海外12戦で開幕戦7位が最高。測定方法の変わったスーツなどの用具も今大会へ修正し、帰国後の約1週間は練習の虫に。周囲の期待、自身のもどかしさも力に変えた。「ここまで苦しみ考え抜いたので。(札幌は)もう楽しむ時間かなって」。そう言えるほど戻った自信は、満点ジャッジの海外審判たちに記念撮影を求められ、日本男子の作山憲斗コーチ(32)も「ビックリする強さ。らしい姿が戻ってきた」とベタぼめした2回目にも凝縮された。

 W杯個人総合ランクも札幌3連戦前の21位から7位に上げ、25日には再渡欧。「次の1勝を目指して。(過去3大会銅1の)世界選手権(2月23日~スロベニア・プラニツァ)も今年こそリベンジしたい」。目覚めた陵侑が、後半戦で再び世界を沸かせにいく。(川上 大志)

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